2011年3月4日金曜日

【CG】シドニーでCGを学べる学校紹介

さて、本日はシドニーでCGを学べる学校のご紹介をさせ頂きます。
一応、僕が知る限りではシドニーでCGを専門的に学べる学校は3つです。おそらく最も有名で実績があるのがUTS(Univesity of Technology Sydney)です。ただ、UTSに関しては専門的に大学の学部として存在していますが、入学するには当然ですが大学入試を受験する必要があります。特に大学に関しては学部にもよりますがIELTSのスコアが5.0~6.0必要になり、非常に狭き門と言えるかもしれません。

他の2校はAIT(Academy of Information Technology)Victry College of Designです。こちらは日本で言う専門学校という感じでしょうか?ただ、こちらの学校に関しても入学するに際して、IELTSのスコアが必要になります。

僕が所属していたAnimal LogicやDr.Dでも非常にUTS出身者のエンジニア、デザイナーが多いです。こちらの学校を卒業したからっと言ってすぐにこちらの会社で就職ができる訳ではないので、メリットがあるか?と言われれば疑問ですが。。。。

日本の学校と違い、ある程度分業を目指した授業内容になっているのが特徴的ではないでしょうか???また、当然ですが授業内容も英語ですので、早い段階から現場レベルでの英語の取得が可能ですね。

【補足】
はじめさんからの補足です。現地の大学を卒業すると永住権を申請する際にかなり有利になるそうです。たしか、何点かポイントがつくのかな???どれだけ有利になるかは学部や専攻している課で多少異なりますが、永住目的でシドニーにこられる際は、現地の大学を卒業することで有利になります。

ただ、それ以外のメリットは?って言われたら。。。。。。な訳ですが(^^;
実際に学校を訪問させて頂いて、見学した訳ではないのですが、Webを見る限りでは、UTS以外は日本の専門学校とそれほど大差ないような気がします。

とりあえず、今回は紹介と言うことで、シドニーにもこんな学校あるよ?見たいな感じで知って頂ければと思います。
もし、興味がある方は学校に直接問い合わせてみてはいかがでしょうか????


それでは実際に海外で働くための方法を二つご紹介します。
将来は海外で働きたいと真剣に考えている方で、海外就職を目指すのであれば方法は二つあります。

日本の学校(大学、専門学校)を卒業して、日本の業界で3~5年は最低勤務した後に、海外の会社へ転職を目指す方法。

もう一つは、現地の大学を卒業(ワーキングホリデーなども含む)して、現地での就職を目指す方法です。

どちらもメリット、デメリットはありますがこの二つの方法が最もポピュラーな方法ではないでしょうか?(ってか、この二つ意外だと、あとはヘッドハンティングされるぐらいでしょうか??)

日本で就職して実績を積んでから、海外就職を目指すと言う方法に関しては、日本での実績を作った上での、海外進出なので労働Visaの取得や支払われる給料に関しては、ある程度有利に働きます。(ミドルクラスやシニアクラスからスタート)その反面、デメリットとしては英語環境で働いた経験が不足がちで、転職してからの苦労が多くなると思います。日本でいくら外国人が多いプロダクションで働いても、やはり日本国内での英語環境と言うのは限られますから。。。何かと英語で苦労する部分がおおくなるでしょうね。

現地の大学を卒業して、現地就職を目指す場合のメリットは、現場レベルでの英語がすでに身についているので、英語で苦労することはまず無いでしょう。その反面、現地で必ず卒業後に就職できるとは限りません。国によっては大学を卒業後、ある一定の期間は、その国にとどまる事が出来るVisaが発行されるケースもありますが永住権者ではにので、Visa執行と共に強制的に帰国せざるを得なくなります。仮に職に就けたとしても、確実にジュニアレベルからのスタートになります。
ただ、海外で働くと言う部分においては、現地で暮らしている人のほうが採用されるにあたり、圧倒的に有利です。引越しの手続きや費用、Visa周りのサポートなども含めて、海外から人を雇うよりも、圧倒的に会社の負担が少なくてすみます。

どちらもメリット、デメリットはありますが、上記のような方法で海外就職は可能です。ここからは個人的な考えですが、英語の問題を除けば、僕は前者の日本で実績を積んでからの海外就職を推奨したいと思っています。なぜなら、一昔前までは海外就職と言うのは非常に敷居の高い大変なことだったと思いますが、現在は映画のVFXの仕事自体がグローバル化されて来たために色々な国で外国人が働きやすい環境に変わりつつあるからです。おそらく余程のことが無い限りは、このグローバル化の流れは当分続くと思います。
そう考えた時に、海外就職だけを目的に、海外留学するのは生活面、金銭面において、非常にリスキーなのかなと個人的には思う次第です。もちろん、海外に住みたい、海外留学を経た上で、海外就職をしたいと言う方は、ぜひ海外留学して頂いた方が良いとは思います。海外に住む、海外で生活すると言うことは、その人の人生において、非常に貴重な経験になると思います。

ただ海外で映画の仕事を目指すだけならば、あえて留学と言う選択肢を選ぶよりは、日本で実績を積んで、転職を目指した方がより安全で確実な方法かなと、個人的には最近思いますね。

とか言いつつ、僕が独身で子供も居なくて学生だったら、間違いなく留学の道を選びますがw
それほど海外で住むということは僕にとって大きな経験を得ることが出来ています。ただ、苦労も多いので他人にはオススメは出来ませんが。。。。

3 件のコメント:

  1. もう一つ、ビザについて補足したほうが良いかもです。
    現地の大学を出ると、永住ビザを取るときかなり有利になります。

    日本で長く現場を経験して年を取ってから海外に出ると
    永住ビザで相当苦労するでしょう。

    ま、そんなもんいらんぜ、という選択肢も当然ありですが。

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  2. とりあえず、補足しておきました~。
    ありがとうございます。来週からいよいよCWです。
    翌週にはシドニー到着ですかね?翌々週か。楽しみに待ってます。

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  3. 永住権があれば、仕事が切れても、
    フリーランスの細かい仕事をやったりして
    現地に留まれるのはデカイと思います。

    現地大学を出て、プロダクションで
    数年働く事が出来れば、自力で永住権を取れます。
    永住権があれば、オーストラリア人とほぼ同条件で働けるので
    面接でおおきく出れます!
    さらにNZで仕急ぎの事が発生しても、明日からだって働けちゃいます。

    さて、ここまで書いておいて何ですが、自分も北田さんと同じく日本で経験積んでからの挑戦を勧めます(^^;;

    日本人雇うと、どいつもこいつも優秀!って評価されたら嬉しいですからね!

    ではまた2週間後ー!

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